よくご相談いただく際に聞かれるのが「俺が逝くときは書いておくから心配するな！」こうおっしゃって財産をもらう方を安心させようとしている例。こんな風にお話をされることはよくあるようです。しかし、実際その方がお亡くなりになった後に「遺言として書かれていたものが不完全だった。」「単なる手紙で、財産についてはあいまいに書かれていたため、財産をもらえるかわからない」こんなことがあります。ですから、「心配するな」といわれても大いに心配したほうがいいでしょう。せっかく遺言を書いてくださる方には失礼かもしれませんが「ちゃんと遺言がかかれているか専門家に相談したら？」などとお話し、専門家のチェックをしてもらうことをお勧めします。遺言は内容が明確でなければ無効となる可能性がありますし、法律の規定に従って書かれていなければ効力が亡くなる可能性もあります。一番大切なのは、遺言を残される方が、その方の思った通りに、願った通りに財産が渡ること。だからこそ、少々失礼かもしれませんが、遺言の書き方は大丈夫かどうかを確認したほうがいいと思います。この時我々専門家に一度相談したらと促していただけると、角が立ちません。専門家の使い方はこういう風にするといいと思います。
「俺が逝くときは書いておくから心配するな」は要注意！！
